2014年1月6日月曜日

見立ての習慣


アートディレクターの佐藤可士和さんの書いたクリエイティブシンキングに「見立て」のことが書いてあります。

茶の湯の世界であるものを別のものになぞらえて見る、ことをいうそうです。
佐藤さんもアートディレクターとして言葉にしてわかってもらうために、くどくど説明するより「要するに××みたいなものです」というかんじで的確に見立てられるとイメージの共有ができ、考えていることがうまく伝わり、仕事がスムーズに進んだ経験があるとか。

普段からあらゆる事象(ためしに自分の職業でも)について見立てのトレーニングをしていると抽象的に掴みにくい事象をいろんな角度から立体的にとらえられるようになり、表現力が飛躍的に豊かになりますとのこと。

「アートディレクターは、クライアントの課題をカウンセリングを通して見つけ出し、それに対する処方をデザインという手法で行う、いわばコミュニケーションドクターのような仕事です」と記されている。

私たちは経営者の課題を会計数字を把握して、コミュニケーションを図り、まもりの要となりながら、次の打ち手を経営者といっしょになって考える、いわばオリンピック選手に寄り添うコーチのような仕事です」

あまりうまいたとえじゃないですね。しかし、ともにオリンピックを目指す人、やりましょう!